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白に茶色が混じり始め
恐ろしい八ヶ岳の末広がりの
筆は地を撫で付ける
割れやすいダイヤの
仔牛
早死にする座り方で
傷つかないけれども脆い薄暗がりのなだらかな白の勾配を
雪崩れて飲み食いする
強さと弱さに関する悲惨な最期の斜面
見抜けた筈のアカウントだった
ツルハシは半分に磨耗し
あらゆるものが躍起になっている庭で
割れる宝石
空が暗いと星の輝きが増し、枯れ木に囲まれると杉 の美しさが際立つ
町で死んだら犬に食われ、野原で死んだら鳥に食われる
この人は病気だ
経済的な問題を抱えて、どうすれば動揺しないで生活していくことができるだろうか
全て打ち明けること
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3. |
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The gecko lizard clings with its feet
And it goes into the palace of a king(Proverbs30:28)
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4. |
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ニーチェは七日目に関する法的時間軸がずれている。「われわれ」は八日目の休みの国に向かうのであって、一週が七日である間はブラック企業のごとくに働くときだ。
そこではすべてがいっしゅんで充満し、いっしゅんで遠ざかる。
キョリは時間だ。時間は、労働だ。
磁界のバランスの中で浮いている重さは数値の多寡を問われない その揺れは定まらず刻一刻と純粋経験を積む
tu dois はil fautとして、恰も憲法のようにして来る
持続が真に持続である時を待ち望むあまり持続は常に一瞬でありそれ故に求め続けることになる
人間牧場という言い方で貶められているのは 言葉を刈り取られる羊である
リックライトやギルモアが囲むようにしてはじめてバレットの標野wasteが不在を確証され、あのno man’s landのサインが境界線上に掲げられる
突出したニュースたちを話題にしてはならない
突出するものがあるということは相対的に沈み込む関心事があるということだからだ
我思う故にとかじゃなくて主体とは恥が五割罪五割の裂傷に過ぎない
「べからず集」が欲しいだけなんだ、と三谷は言った。
「べからず集」がなくても音楽はできるが親は恥をかく
頭蓋がよく分かる
先が尖って
目尻から蟀谷に稲妻線がある
遠さと近さに濃淡はなく、限りなく遠いか限りなく近いかのどちらかしかない
だから遠さを利用して隙間でどうこうしようというやり方は立たない
すべてはいっしゅんで充満し、いっしゅんで遠ざかる
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5. |
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イエスは復活したがマリアが識別できたのは声だけであった
血と肉と骨は型式であった
それは粘土から造られていた
声とは息であり、風であった
それはプネウマと訳された
それは一瞬で充満するものであり、いっしゅんでとりさられるものでもあった
“reality”とオーダーしてAIに描かせるとバグる
では、と”real world”で指定すると、VRを装着した男が立っていて、こちら側にwaste landふうの標野が映しだされている
わたしは声ですと荒野のヨハネは言った
彼の音楽形式はラクダの皮の衣服と食物としてのいなごであった
それはジュビリーを待つパンクスに似ていた
風にそよぐ葦(Reed)を観に来たんじゃないだろ?とイエスは言った、
「ヨハネのプネウマを聴き取ってオレのロックンロールトレインとジョイントしようじゃあないか。」
その引用の形式によって、イエスのアップした全ての動画は父ではなくYouTubeから著作権の申し立てがありますという警告を受けた
音楽はジュヌスと呼ばれる束の配列であり束の組み替えが演奏であった
塩基配列の組み替えは、なまじヒトがやると種の絶滅をもたらす。音楽が死だとゆうのはそーゆうことだ
だからあ、やめた方がいいんだってば作りに行くタイプのやつ
それは一瞬で充満するものであり、いっしゅんでとりさられるものでもあった
豆の鞘
主体ずたずた
国際食豊かな母が子を煮たのである
あ喉痛いコロナかな
広い洞窟に階段
一瞬で充満するものであり
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6. |
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真実に寄せようとすると悪場所を歌うしかないのでその代償にストンとした顔になっているがそれは戦争前夜の黒いドブの上澄みの透明であって正しさではないから光ってはいない
水脈の言おうとしていることの中には正しさも真実もないが、言っていることの中には彼女を離れた一面の正しさがある。もちろんそこにも真実はない、大体そのような構造になっている。そしてリベラルはその逆ではない。その捩れが都合良く現実を作っている。
シドバレット(様)が庭で「今日もひとつ音を殺したよ」などと宣っているロック雑誌特有の浅いマンガがあったが 、彼が囲い込んでみせたのは現実界そのものではなく、no man’s landという囲いに過ぎない。現実界が存在していると思った時点でそのベクトルは不能性を帯びる。心はそこにあったとしても。
伊牟田はその線を引く男だった。接する界面の、内側に拡がるその原は、牧場であるらしかった。
半野田拓もこの前新作を渋々呉れたが、明石海岸のホセ・マサダがマーク・ロスコの抽象をやっているような趣きだった。
かたちとなかみのちがい
なかみはない
ないなかみのかたちがかたちなのだ
良い形、いやな形があるのはそのためだ
その人が良い人だから悪い人だから良い形嫌な形なのではない
なかみのあるかたちはない
なかみのないかたちというかたちがあるだけだ
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7. |
Nope
02:45
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And I will throw disgusting things upon you, and I will make you despicable; and I will set you as a spectacle. (Nahum 3:6)
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8. |
お弾き (tiddlywink)
04:02
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なることができないからなりすましている
選択肢は幾つかあった
永遠の命と引き換えの享楽などない
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9. |
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安倍川餅をわさび醤油でて
ソマリアではいつも肉と野菜を食べていた
難民キャンプで支給される小麦粉に慣れてなくて
粉ミルクと間違えて赤ん坊を死なせる母親もいた
10年経って渋谷系は昆虫食とほんとうに結びついた
אּיזָ֫בֶל
それでイザベルとかミセス・ジョーンズとか名前を連呼して悶えるタイプの曲はだめだということになった
猫の方が良い顔をしていることが多い
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10. |
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五十代警備員女性が足を折ったので
刺青ok即入居可の工場求人も詳細に調べ
短歌の返礼もする
gridからずり落ちる一年前に、「顔の記憶」というアルバムも出していて
志乃釉を詩の釉と言い換える
陶芸史とは憧れを持ってしまったことによる石粉の苦闘
エリヤに与えられた仕事と対になった慰め
焼けた石の上に乗せられた丸いパン
弟子になろうとする人はみな迫害されるんですよ
リベラルに縋っている
まだ生きてることになってる55年生ベルリンの明石政紀さん変更されてないまだ生きてることになってる
まだ生きてることになってる
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11. |
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草書流れ 捲れた石 無理 息が出来ない 仕返しをしなかった 青紫系塗り絵 痛み三十年 緑ゼリー 眼球内版画 平等なら風を切って 腹の痛いまま 原寸大グレコの群青 バプティゾー 瓶の口 パラシュート服 息が出来ない
タスマニアから南極へ 動画を見る 短い舌の 動物性脂肪の冷え 毛皮のビョーク 油脂の板 白 羽根 黒レースに改造 なおのこと センスのない稜線 飛び立った黒 消えかかった猿 髪分ける銀 南極は 大陸を増やすことで 計算とはジョーズに下半分代行 オタマジャクシの黒引っ掛かり
ドローン飛ばせ 落胆で明らかになる 何気なく射った矢が いちばん大女 南極に立つ 鉱脈 汚す 緑黄に塗られたクレーン車 老齢になってから流れる白黒 娼婦たちはその池で体を洗った 腹の 猪ドームにこつん 境界線のみ滑らかな石 浮いてない
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12. |
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13. |
Soigne ta gauche
01:41
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映画が自分の首を絞めるというのではなくて
首が夜に向かって石灰化するのである
反動は骨の音に過ぎずその音が三笠宮から賞を頂くのである
稲穂が垂れるのも枯向日葵が垂れるのも項の硬さという点では同じであり
種の爆発が全ての現在であった
nous ne savons pas que nous sommes encore au vingt et unieme siècle
Cela apparaît clairement si l’on compare avec l’année mille neuf cent vingt-deux.
それはハダドがなぞるエジプトのモーセの物語と似ている
繰り返されるが、最初は詰まっていたニンジンのようなものが抜かれている
馬の前に人参をぶら下げるような疾走だった
その赤が失われて青赤黒となった馬が走っているのが今だ
馬はもうサラエボを走ってはいない
イベリア半島を二手に分かれることもない
モスクワは火の海にはならない
モスクワ以外が国旗色に染まるだけだ
au vingt et unieme siècle
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14. |
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教頭をいつもおぶって山の内部に
掘ることの先に地図の出口はある
付けたり外したりひらひらさせて
呼吸は感染道路を突っ切る
空室に外された時計
遠近が時間の代わりに時間に
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15. |
uni/verse
04:04
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